元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~










「別に・・・良いですけど」



え?

良いの?

意外な答えに、驚く。




・・・別に良いじゃないか。

だって僕らは恋人でも兄妹でもない。

兄妹という証拠はない。

別に良いじゃないか。





それなのに、何故。

何故僕は・・・

その答えを、嫌だと思う?




「そう?
じゃあ妹さんの了承も得たことだし、どこか遊びに行こうよぉ」

「お好きにどうぞ・・・」



陽詩さんは俯きながら言うと、走って行ってしまった。




「―――――――!」

「じゃ、行こう。アタシの名前はね―――」









「陽詩!」




僕は彼女の手を振りほどき、陽詩を追った。