元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~









遊園地の最寄り駅を降りると、



ドンッ



誰かと肩がぶつかった。




「あ、すいません」

「ごめんなさいっ・・・て、アレ?」




ぶつかったのは陽詩さんだった。




「陽詩さん・・・おはようございます」

「おはようございます。
朝早いんですね」

「そちらこそ」

「あたしは緊張しちゃって、早く来ちゃいました。
実はあたし、異性と出掛けたことないんです」

「安心してください、僕もですから」

「そうなんですか!
何だか少し安心しちゃいました」



本当に嬉しそうに陽詩さんは笑う。

思わず笑みがこぼれた。




「お兄ちゃん、笑顔の方が良いですよ!」

「へ?」

「その服装も・・・凄くカッコいいです。
お兄ちゃんにとてもお似合いです」

「あ、アリガトウゴザイマス」




思わずカタコトになると、陽詩さんは微笑んだ。