「こんなモンだな」
「澪鵺凄いー!」
「いや、これぐらい普通」
「嫌味な奴だなぁー」
鏡に映る僕は、いつもと違う。
ヒドい天パで癖が強いから、常にボサボサだったけど。
今はモワモワせずに整っている。
「待ち合わせはどこですか?」
「現地だよ」
「ならそろそろ行った方が良いんじゃないんですか?
男は遅刻しちゃ駄目ですから」
「だから紅羽は俺とのデートの時、いつも遅刻してくるのか」
「あれは違うよ!
あれはただ・・・そのっ・・・寝坊しただけ」
うん、紅羽らしい言い訳だ。
「2人ともありがとう。
じゃ、もう行くよ」
「「頑張ってくださいね!!」」
バカップルに見送られ、僕は家を出た。
家の下で紅羽や澪鵺と別れ、僕は駅へと向かう。
遊園地があるのは、ここから電車で2駅行ったところ。
待ち合わせ場所には、10分前には着きそうだな。
思えば僕。
遊園地行ったことないや。
本で見たから、どんな所かとか乗り物は知っているけど。
実際に行くのは初めて。
楽しめると良いな。
陽詩さんから、沢山話も聞けそうだし。


