数分後。
「紅羽?」
「ごめんなさい!今すぐ直します!!」
僕のボサボサ髪を更にボサボサにした紅羽が、急いで僕の髪をなで始める。
「ところで、氷さんの髪凄くサラサラですね。
女として羨ましいです!」
「そう・・・ありがとう」
「あれ?おかしいなー・・・?」
更にボサボサになっているけど、僕の髪。
紅羽、どれだけ不器用なわけ?
自分で毎朝三つ編みできるのに。
「紅羽、俺に代われ」
「え?澪鵺出来るの?」
「まあな。
いつも怜凪(れんな)の髪いじっていたから」
「そうなんだ!」
神崎怜凪。
澪鵺の双子の妹。
紅羽が殺したターゲットの1人。
そのせいで、澪鵺は紅羽に復讐心を抱いた。
でも、そんな2人だけど、今は立派なバカップル。
人生、何が起こるかわからないよね。
2人見ていると、つくづく思うよ。


