雲一つ無い。 見渡す限りすっきりとした。 突き抜けそうなほど、透明感のある、青い空。 隣には光り輝く太陽が。 眩しいくらいに笑ってる。 すぐそばにあるように見えるけど。 それは、自分だけのものではなくて。 みんなにも、同じように見えている。 掴もうとしても掴めない。 近づけば、離れてしまう。 そんな。 トモハルは私にとって、そんな存在だった。