製本屋って何やるんだろうな。 今までは、夜勤の職人しかやったことねえしなあ。 そう思っていると、部屋のドアが開いた。 ―ガチャッ― 慎也がいた。 【明日仕事じゃん!早くおこづかいくれよな!】 【はっ?】 【頼むぜ!】 そう言って出て行った。 あの糞ガキ…それが目当てかよ。 そう思いながら、お風呂に入る準備をする。