…… 「あ、おめざめだー!」 よかったーと抱きついてくる鈴は目に涙をうかばせていた。 「?」 壁にはゆうくんがもたれている。 鈴が「ああ、そうだ」と話を始めた。 「ここまでみゆを運んだのゆうだから」 「ここまでって…あ、保健室だ!」 「「いまさらかよ」」 少し呆れてるゆうくんと鈴。 「ごめんね、ゆうくん、重いのに…」 そういうと、ゆうくんは壁にもたれるのをやめて私に近づいて耳元でこういった。 「病人みてぇ」 吐き捨てるようにそういったゆうくんは、振り返りもせず保健室から出ていった。