「ばいばいじゃねーよっ」 ゆうくんは冗談を冗談で返すような勢いで私に笑ってそういった。 そして続けた。 「俺にはお前が必要なんだ。 結婚しようって約束しただろ?」 まるで小さい頃のゆうくんのように、無邪気な声でのプロポーズ。 「目が覚めたら迎えにいく。 絶対生きろ、約束だからな」 そういうと、目の前が真っ暗になりそしてきこえた聞き覚えのある声。