ピーッ

ピーッ


保健室にいたはずだったのに、今私がいるのは病室。

だれがどうやってつれてきてくれたのかが思い出せない。

私は泣きつかれてそのまま眠ってしまったから。



「おはよう
…といっても、夜の7時なんだけどね」

話しかけてきたのは病院の先生だった。
冗談混じりに話しかけてくる先生に、笑顔を向けることができない。
笑顔を向けることができないほど、私の体力が限界なのです。

それでも、聞かなければならないことがある。



それは―――――――――――――――