なんてことを思いながら喧嘩の方に視線を向けていた。 …強い。 浪士は彼女を斬ろうと一生懸命刀を振ってるが、当たる様子はない。 少女の方は浪士とは真逆でとても余裕の表情。 そして、一旦落ち着いたかと思うと 少女「おじさん弱くね? こんな弱いのに喧嘩ふっかけてきてんの?」 やばい! いくら彼女が強いからと言っても向こうは長州の者。 何人もの人を斬った浪士とまだ経験もそんなになさそうな彼女じゃ、勝ち目はない。 僕は刀に手をかけ彼女助けようとするが一瞬にしてその必要はなくなった。