私はとても信じ難かった。
というか、月姫の話は作り話だったと思っていた。
それなのに、私が月姫の子孫だったなんて……
母「信じ難いかもしれないけど、あなたのその並外れた身体能力に、髪の色。
なにより、“鬼桜"を抜刀させたじゃないの。」
お母さんがまるで私の心を読んだかのように言った。
確かに、そう言われたら言い返せない。
でも、
裕「それなら、月姫の正体って何?」
私が強いのは月姫の血を受け継いでいるからだということはわかった。
だったら、そこまで強かった月姫は一体なんなのか。
ただの人間ではないことは確かだ。
母「妖狐よ。」
裕「妖狐って狐の妖怪だよね??」
母「そうよ。でも、人間の血も混ざってるから正確には半妖ね。」
てことは、私にも妖狐の血が流れてるんだ。
なんだ、本物の化物じゃんか。
……
母「そして裕紀、あなたは月姫の生まれ変わりなのよ。」
裕「なんで、そんなことがわかるの…?」
こんな事、本当は聞きたくない。
ヤだよ…
私をこれ以上化物にしないでよ…!!
心ではそう思ってる私なのに口には出せない。
母「それは、」
何故なら
目の前にいるお母さんが私以上に辛そうだから。

