女総長、いざ参らん!


裕「え……」


私が動揺しているとお母さんが悲しそうな顔をしながら言った。


母「ごめんなさい、裕紀。
あなたが今みている私は幻のようなものなの。
だからあなたに触れることはできない。」

裕「そっ…か。 わかった。」


私は自分の気持ちが悟られないように冷静を装った。

触れることは出来ないが、せっかく久しぶりに姿が見れたのだから元気な私でいようと思ったからだ。


母「それより裕紀、体に何か変化無かった?」

裕「変化? いや、別にな……あっ!!」


別にない。と言おうとしたが、言い終わるギリギリで昨日の出来事を思い出した。


裕「お母さん、聞いて!! 昨日頭に狐の耳が生えてきたの!!」

母「そう。」


あれ??


私はお母さんの反応のうすさには違和感を感じた。

もしかしたら、なにか知っているのではないか…?


そこで、私は一つの言葉思い出した。

『あなたには不思議な力がある』

前に未唯さんが言ってたことだ。


と、そこまで来て私は1つ疑問が生じた。


未唯さんはどこに行ったの?