女総長、いざ参らん!



総司SIDE


僕が近藤さんたちを見送ったあと、振り向けば裕紀ちゃんの目から涙が流れていた。

僕が理由を聞いても謝るだけで答えてはくれない。

ただ、ひたすら止めようとしているだけだ。


そんな彼女の姿はどことなく切なくて見ているだけでも辛かった。

僕はいてもたってもいられず、そっと彼女の方に近づき優しく彼女を抱きしめる。

そして一言いうと、それをきっかけに彼女は泣き始めた。

たまに嗚咽が聞こえてきたり、声を殺そうとするのがわかるがそれでもとても静かだ。

僕はそんな彼女の背中を一定の速さで叩いてあげることしか出来ない。


暫くすると泣きつかれたのか寝てしまった。

その表情はさっきより落ち着いていて、特に苦しんでる様子はない。

そのことに一安心し、彼女の腕をやさしく解き、布団を敷いた。

そこに彼女を寝かせ、僕はあの人のいる場所へ向かった。



総司SIDE END