そんな人に嘘をついても無駄だと思った僕は正直に言った。
総「そうですよ。でも、裕紀ちゃんは全然そうゆう風に見てくれないんですよ。」
源「そうか。…そんな風には見えないがね。」
総「え、何ですか??」
最後の言葉は小さくて聞き取れなかったため聞き返した。
でも、源さんはその質問には答えずに言った。
源「いや、なんでも。
それより、早く行ってあげたほうがいいんじゃないのか?」
そういった源さんの視線の先には…
総「近藤さんと一くん??」
源「ちがうだろ。」
呆れたように言われた。
そんな風に言われても仕方ない。
本当にそう思ったんだから。
そんな僕を見てため息をつく源さんはもう一度口を開く。
源「そのとなりだよ。」
総「…なにあれ?」
僕は小さく呟いた。
隣にいる源さんにすら聞こえないくらいに。

