私は土方の部屋を出たあと自分の部屋へ向かった。


廊下を歩いていると縁側に座っている沖田を見つけた。

その姿は決して元気ではなくどこか疲れてるように見えた。


私は沖田のほうに向かって歩く。

すると、沖田が気付いたようでこっちを向く。


沖「あ、裕紀ちゃん。土方さんに怒られましたか?」


沖田は笑顔で言った。

だが、その笑顔はなんだか悲しいものだった。


裕「怒られてないですよ。」


そう言うと沖田は驚いたような顔をする。

そんな沖田に私は聞く。


裕「隣いいですか?」

沖「あ、はい。いいですよ。」


返事を聞くと私は沖田の隣に腰を掛ける。