裕「…そうだったんですか。」


話を聞いた一ノ瀬は少し驚いたようだった。


俺は一ノ瀬の次の言葉を待った。

すると、予想していなかった言葉がかかってきた。


裕「土方さん、ありがとうございます。」


意味がわからずにいる俺に一ノ瀬は続けて言う。


裕「沖田さんが言ってくれたんです。
私を信じてるから刀を持たせるんだと。」

土「……」


俺は驚いて言葉も出なかった。

総司がそんなことを言うなんて。


一ノ瀬は続けて言う。


裕「すごい嬉しかったです。ありがとうございます。
では…」


失礼します。と笑顔でいい部屋を出て行った。


ピシャリ