正直言うと、私はまだ人を斬る覚悟はない。
喧嘩ならいくらでもしてきた。
だけど、命をかけることはない。
考えると不安で手が震えてくる。
すると、急にその手が暖かいぬくもりに包まれた。
沖田だ。
沖田が私の様子に気づいて手を握ってくれた。
そして私の正面に立ち言う。
沖「裕紀ちゃん、人を斬るのはとても辛いことです。
でも、何かを守るためには何かを捨てなければいけません。
それができないなら新撰組を抜けなさい。」
裕「っ!?!?」
沖田からキツイ言葉が降ってきた。
相当堪えた。
沖「でもね、僕達は貴方を信じているんです。
貴方なら乗り越えられると思ったから刀を持たせるんです。」
沖田の言葉に泣きそうになる。
沖「まぁそれでも斬ってしまったらとても辛いでしょう。
裕紀ちゃんが壊れてしまうかもしれません。
だから…
だから、その時は僕が慰めてあげます。」

