沖「何してるんですか?」


いつの間にか服を着ていた沖田が覗きながら言ってきた。


祐「整理しているんです。」


嘘ではない…よね?

まぁいいか。


私は携帯をしまいポケットに付いているチャックを閉めた。

すると逆側のポケットに入っていたロリポップが落ちてしまった。


それを見た沖田は即座に反応した。


沖「それ、甘味ですか?!未来の甘味ですか?!」


なんで分かんの?!

確かに未来の甘味だけどなんで分かんの?!


沖田の感の鋭さに驚きながらも返事をする。


祐「は、はい。そうですよ。」

沖「へぇ〜、そうなんですか…」


沖田がいかにも食べたいというような顔でロリポップを見ている。

その瞳は普段の姿からは想像できない純粋な瞳をしていた。


キュン


胸の奥で何かが締まるような感じがした。