部屋を出た後、私は屯所内をふらふらと歩き回っていた。


一番最初にあったのは巡察から帰ってきたと思われる原田だった。


祐「原田さん、ちょっといいですか?」

原「あぁ、別に大丈夫だけど。」


私は返事を聞くと周りを見渡してして平隊士がいないか確認した。


よし、大丈夫!


私は懐にしまっておいたスマホを取り出し電源を入れる。

そして、ロック画面が映ると素早く数字を入れ解除し、そのままカメラ画面へと切り替えた。


私のやっていることに理解できてない原田は頭に?を浮かべている。

私はお構いなしに原田に話しかける。


祐「私が“はい、チーズ"って言ったらなにがなんでも笑ってください。じゃないと殺ります。
いいですね?」