近「よし、みんな良いと言ってることだ。
明日の朝、隊士に紹介して夜は宴にしよう!」
近藤の言葉に三馬鹿基原田、永倉、藤堂をはじめとし、全員のテンションが上がった。
私も表には出さないが結構楽しみにしている。
あれ?
一人足りない気が...
一瞬は近藤の言葉に喜んだものの、何か忘れているような気がしてならなかった。
......
裕「あっ!!」
沖「?!どうしました?」
思い出した。
私の急な声に吃驚した沖田が聞いてきた。
裕「...沖田さん。脇差貸してもらえます?」
私は天井裏の気配を感じ取るとニヤリと不敵な笑みを浮かべて沖田に言った。
それに気づいたのか沖田も同じような笑みを浮かべた。
沖「ええ、もちろんです。」
そう言うと私に脇差しを差し出した。
その時、三馬鹿が身震いしていたことを私は知らない。
〈あの時の裕紀と総司の後ろには黒い何かが見えた!!
三馬鹿 後日談〉

