出口でツアーの現地ガイドに出くわす。
後二組、名古屋からの母娘とおばちゃん二人
たった8人のツアーだ。

ガイドはミニバンの中でしきりにだだっ広い
浦東地区の説明をしているが、それがどうしたという感じ。

快晴だがとてもほこりっぽい。この地域は日常的にこうなのだろう。
1時間ほどで南京路裏の2流ホテルに着く。

2泊3日のかに食の旅1人3万円。小休止してかにを食べに向かう。
途中土産物屋に立ち寄るがベらぼうに高くて品揃えも少なく、
店員もぶっきらぼうで8人とも手持ち無沙汰だった。

やっと目的のレストランに着いた。
丸テーブルを囲んでかに食が始まった。

辮髪の若者が60cmはあるかと思われる長い注ぎ口の
金属製の急須を器用に使いこなす。

丸テーブルの上に置かれた湯飲み茶碗に1人ずつお茶をついで周る。
的確に小さな茶飲みに茶を注ぐ。

首の後ろに急須を回し持ち、背中越しに長い注ぎの先から
勢いよく茶が注がれる。

かなり高度な技術がいる。失敗すれば卓上は水浸しだ。
1人注ぎおわると功夫のポーズをとりながらまた、

背中に急須を回して次の客に茶をそそぐ。
そのたびに歓声が湧き上がる。
とても楽しいひとときだった。

夜、南京路でシャンプーを探す。
百貨店でやっと見つけたが、
べらぼうに高くでかく粗悪であった。

雲南夜市街を探したが見つからず、
ケンタッキーフライドチキンを食べて帰った。