20061216
 孫文が民主革命を起こし、
毛沢東が共産化を実践し、
鄧小平が改革開放路線を実現した。

この勢力争いを調整したのが周恩来だ。
劉少奇は走資に走って謀殺された。
極左と走資の力比べ。

走資の鄧小平は何度も殺されかけたが
周恩来の計らいで生き延びた。

毛周亡き後ついに改革開放路線が確定していく。
文革から天安門にかけて国連加盟をはさんで
それをピークに世界を呑み込む大型爆龍タンカーは

ゆっくりと大きく右に舵を切った。それが定まった今、
中国は大きくゆっくりと全てを呑み込んで
その方向に確実に進んでいく。

年々加速度がついてくるはずだ。どの都市に行っても
どこもかしこも工事と建設の槌音が響いている。
地方や田舎にもテレビと携帯が行き渡ってきた。

ということは中央の情報が広大な中国の隅々にまで
確実に行き渡るということだ。場所と時間に関係なく
大中国は進化の情報を瞬時に地方と中央、老若男女をとわず、

全世界と共有し始めた。ちょうど45年前、日本でテレビが
全国に行き渡った直後と同じだ。追いつき追いこせ、
世界に負けるな、がむしゃら日本、小柄な日本。

今大柄な巨大タンカーが何もかも呑み込んで加速し始めた。
もうどうにも止まらない。この10年でものすごいことになる。
それが中国とインドだ。