普通にぶどう味の飴玉。
渚くんはそわそわしてる。
どうしたんだろう。


「博士」

「ん?」

「なんともない?」

「? なにが?」

「おかしいな。失敗かなぁ?」

渚くんは不思議そうな顔で私を見た後、ポケットに入れていた飴玉を口に含んだ。