「舞香ったら。ちゃんと授業聞いてないからそういうことになるんだよ?」 後ろの席から、優花が突っ込む。 「藤澤、部活で忙しいのは分かるが授業中に寝るのはよくないぞ」 え......私、寝てたっけ? 「はい......すみません」 今度は頭をぶつけないように、軽く頭を下げる。 あの日から、頭のなかを"どうしよう"が駆け巡ってる。 私に、出来るのかな.......。