……それがありえないんだっつーの。 てか、わたし、だまされてるんかな? うん、そうかもしれない! だって、遼がわたしにそんなことする心当たりなんてない。 だからきっと……。 そう思って勢いよく顔を上げたら隣に考橋がいた。 「……おはよう」 「……おはよ」 挨拶されて、返したものの、そこから言葉が見つからない。