すごく不思議だけど、落ち着いている自分がいた。 こんなに近くに遼がいるのに……。 沈黙が心地よい。 って、ありえないし! 何? 心地よいって……。 一瞬でもそう感じた自分に驚きながら首を振る。 相手はわたしの天敵、遼だよ? そんなわけがない。