「羽鳥がこれを見たいなら見せてやる」 孝橋が紙を目の前に差し出す。 「でも……見るんだったら、オレの夢についてきて」 「え?」 思わず顔が歪む。 孝橋の夢についていく? それって……どういうこと? 追いつかない頭に固まっていると、孝橋が大きくため息をついた。