毎回、ついていってるわたしの視界には遼もいた。
遼がわたしに気づいてるかは分からない。
でも……わたしとお兄ちゃんたち二人の間には遼がいる。
待ち合わせの駅にも、ウインドウショッピングしてる時も、ランチしてる時も……。
こっそり隠れながら二人を見てる姿がわたしの目にも入る。
何だかんだゆって、気になってんじゃん。
てか、わたしより気にしてるんじゃない?
やっぱり、シスコンだよね……そう、確信してため息を落とすのは毎週のこと。
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