「気にすんな。今月、バイト代も入ったばっかだし、中学生相手に割り勘なんて……」 「は?」 今、何て? 中学生とか言わなかった? 「そんなにお小遣いももらってないんだろ? これくらい……」 「ちょっと待ちなさいよ!」 ドンと机に手を置いて立ち上がる。 その勢いで、トレイにのっていたポテトの山が崩れ落ちる。