友だちだよ! そう、言うべきなのに……。 遼のことは忘れるはずなのに……。 さっき、遼の顔を見て、声を聞いて……。 遼自身を目の当たりにした。 ずっとずっと会いたかった遼。 声が聞きたくて、もっと近づきたかった遼。 そんな遼に会って、揺らいでいる自分がここにいる。