「美紅ちゃーん! 早く用意してね!」 下からさつきの声が聞こえる。 その声でハッとしてわたしは部屋に戻った。 てか、遼? 何で遼がいるの? しかも、メシ行くとか言ってた? 誰と誰が? 何? どういうこと? 理解できない現状にわたしはドアの前で立ちすくむ。