背筋が伸びて遼を見上げた。



「あ、っと……メシ!」


「は?」


「メシ、食いに行くぞ!」



遼はそう、一言言うと、階段を降りていく。


って……。



「ちょっ……」



何?


わけが分からずにわたしはそこに立ち尽くすしかなかった。