「……悩みでもあるんでしょ？ お兄ちゃんのこと？ それとも……原田先生？」
「え？」
柚奈の口から遼の名前が出て、思わず顔を見上げた。
「やっぱりビンゴか……」
「何で……」
「あんだけ原田先生に毒吐いてた美紅が何も言わなくなったでしょ？ それにさ……考橋がね……」
「考橋？」
何でそこで考橋が出てくる？
「先週、二人でいるの、見たっていうから……」
「えっ？」
「美紅、何にも言ってくれないからちょっと意地悪しようと思ったんだけど、何か様子がおかしいからさ……」
「……ごめん……」
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「……悩みでもあるんでしょ？ お兄ちゃんのこと？ それとも……原田先生？」
「え？」
柚奈の口から遼の名前が出て、思わず顔を見上げた。
「やっぱりビンゴか……」
「何で……」
「あんだけ原田先生に毒吐いてた美紅が何も言わなくなったでしょ？ それにさ……考橋がね……」
「考橋？」
何でそこで考橋が出てくる？
「先週、二人でいるの、見たっていうから……」
「えっ？」
「美紅、何にも言ってくれないからちょっと意地悪しようと思ったんだけど、何か様子がおかしいからさ……」
「……ごめん……」
