愛しくて壊しそう

「えーと、じゃちょっと挨拶を…質問はその後で」

挨拶ねえ…。何も挨拶するようなことはないんだがなぁ。
「松岡影伊です。いつまでになるかは判らないけど…よろしく」
軽く頭を下げる。

「講師ー、歳はいくつですかー?」
「彼女いるんですかー?」

まぁ予想してた通りの質問だが…高校生は容赦ないなぁ…。
身長体重スリーサイズまで聞かれるとは…。

とりあえず携帯の番号とメルアドだけは教えずに、後は適当に答えておく。

「彼女は…いない」
今は…だがなっ。

「身長は…183ぐらい体重は67ぐらい。スリーサイズは…そんなのは知るわけないだろう…」
ホストやってたときに、計った記憶があるのだが…。まったく覚えてない。
服なんてMだかLだか判ってりゃ問題ねえし。
大体、男のスリーサイズなんか聞いて、どうするんだろうか。

しかし。
思ってたよりも大変そうだな。
まずこの人数が予想外だ…。

ま、オレがこうして来たからには、水織には指一本触れさせない。