「あ!深兄みてみて!子猫だよ!」 私は 川沿いの道の先を歩く子猫を 見つけて 言った 「ほんとだ!かわいいな」 お兄ちゃんは 笑顔で言った その時 向かいの方から トラックが こちらに向かって走ってくるのがわかった 子猫が危ない!と思った私は 「聖菜危ない!」と言ったお兄ちゃんの声に 耳をかさず 駆け出していた