おじさん

『大丈夫かい?すまないね( ´・ω・`)

いつも学校内を散歩しては

自分で帰ってくるから

今日もそうだとばかり…』


たなかな

『そうなんですか…。

しかし、ちゃんと帰ってくる

っていうのはすごいですね』


一通りの手当てが終わったあと

おじさんはお詫びとお礼にと

ケーキと紅茶をご馳走してくれた。

ケーキも紅茶もお手製だと言っていたが

正直、お店が出せるくらい美味しかった。


たなかな

『ありがとうございました。

美味しかったです。

あと、すいません…。

お願いしたい事があるのですが…』


おじさん

『ん?なんだい?』


たなかな

『お菓子と紅茶の作り方を

教えて下さいm( __ __ )m

勿論、無理なら無理で断ってくれても

構いません。

予定とかそういうのもそちらに

合わせます。

お願いしますm( __ __ )m』


おじさんはひと息ついて

『君は何時なら都合がいいかい?

普通の日は君も授業があるから

無理だろう』