もちろん陽向にも会いたい。 それは変わらないよ。 けど今、日向に感謝を伝えたい。 ありがとうって、言いたいよ。 「…彼に、お礼をいいにいきたいんじゃない?帰ろっか。」 おばさんは、なにもかもわかったような顔でそういった。 それからすぐに車に乗って、家へと帰った。 おばさんは他愛もない話をしてくれて、気にすることはないんだからねといって、帰っていった。 心に残っていたわだかまりが、綺麗に消えた気がした。 だからなのか、心がすごく晴れていた。 昨日までのどろどろな塊が、とれたかのように。