きゅ、とコックをひねってシャワーの熱い湯を止めた。 うるさいくらいだった水の音がやむ。 あたりに湯気が立ち込めて、ぬれた俺の髪からぽたぽた水滴が流れ落ちてはじけた。 その気怠い温かみに目を閉じて、そしてすぐにバスルームから出た。 服を着て自室に戻ったところで、ちょうど携帯が鳴り響く。 電気をつけていない薄暗いへの中、ちかちかと光るディスプレイを見る。 ……日比谷、か。 少し考えてから電話をとった。