* ―矢吹雪人SIDE― あのあと月花の手当てをして、絶対になんにもできないと判断して下校した。 少しでも月花と一緒に居たくて、駅まで送った。 全くしゃべらない俺の手を握って、駅までの道月花はひたすら俺に話しかけて歩いた。 よくもまあそんなに話題があるものだと思いつつ。 月花なりの不器用な優しさを身に染みて感じた。