きっといつもの矢吹はいろんなものから身を守るために、偽って、うそぶいて、固めてできた仮面なんだ。 どこかで何かにおびえてる。 誰にも踏み入ってほしくないから、強がる。 私はたまらなくなって、その真っ白なほっぺをぶにゅっと両手でつぶした。 不自然に顔が歪んでちょっと噴出した。 「なぁに怖がってんの、お前。 私は無事だった。それでいいじゃない? 私が傷付くのが怖い?らしくないなぁ……。 それにお前、私がこんなんで傷付く玉だと思いますかぁ?」