「お、起きたか。おとなしくしてくれよォ?」 赤髪先輩の声。…彼のせいか、これは。 私、なにかしたのか?! 「あの…目隠しだけでも、取ってくれませんか」 暗いのは、怖い。 自分が自分であると認識できないのは、私にとって一番の恐怖だから。 「…いいぜ」 私の真剣っぷりに負けたのは、赤髪先輩はあっさりと目隠しを外してくれる。 シュル、と音がして光が差した。 薄暗い体育倉庫だ。どこのかはわからない。