って教室を出て、人気のない渡り廊下を一人歩いている、と。 「よーォ、ポニテちゃん」 「へ?」 後ろから呼ばれる。 なんだっけ……、確か、あの赤い髪の先輩の声。 ふりかえる、と。 「ガツッ」 すごい音がして、視界が揺れる。 後頭部がガンガンと痛む。すごく、痛い、頭が。 なに、これ。 遠くなる意識の中、廊下の薄汚れた天井を最後に、私は目を閉じた。