豊田と進藤を救出できれば、もうこんな所に用はない。

「脱出用のヘリを要請した!到着は一分後!」

M4カービンをフルオートで射撃しながらジェフが叫ぶ。

豊田と進藤も、物陰に隠れて89式小銃やミニミ軽機関銃で応戦する。

何処にこんなに潜んでいたのか、湧いて出てくる警備兵達。

しかしそれも、しばらくの間だけだった。

「ヘリが来たぞぉ!」

マットが叫ぶ。

MH-6リトルバードヘリが、ミニガンで航空支援しながら施設の敷地内に着陸してくる。

他のタスクフォース兵士達も、徒歩、或いは別のヘリで脱出を開始している。

後はマット達だけだ。

「さぁ、早く乗れ!」

まず豊田と進藤をへりに乗せるマット。

続いてマット、ジェフが乗り込む。

「さぁ、あんたも」

ジェフがガイストに声をかける。

ヘリに乗り込もうとするガイストだったが。