司令部からの座標を受け、マクナイトとジェフは走る。

敵部隊の攻撃が激しい。

指揮官を失った事で部隊の統率はない。

各兵士が好き勝手に発砲しているという感じだ。

だがこちらはたったの二人。

やはり脅威である事に変わりはない。

「中佐、先行して下さい!ここは自分が引き受けます!」

M4カービンをフルオートで乱射しながらジェフが言うが。

「!」

そのM4カービンの弾倉が空になった。

弾薬ポーチを探るも、もう弾倉は残り一つしかない。

「軍曹、お前こそ先行しろ!マガジン一つだけで相手できる数じゃない!」

M16A2でマクナイトが発砲する。

だが、彼とてそれ程豊富に弾薬を持っている訳ではない。

弾切れになるのは時間の問題だった。