「その刻印はね、太陽の神と夜の神にしか刻まれないものなんだよ。ほかの式神に、刻印は無いんだ。神の中の神と言われた太陽と夜を司る神の式神のみだけが与えられし刻印だからね。」
「僕と蒼空が、式神だったなんて。そんな事母さんも父さんも一言も言ってくれなかった…」
「お父さんなら、生きて居るよ。」
「え!?」
「おい、それどうゆう事だよ!」
「父さんは生きてるの?でも、父さんは行方不明になって…」
「父である祐一郎も、そして母である優子さんもまた陰陽師だからだよ。」
父さんと、母さんが陰陽師?
それって…嘘でしょ。
「陰陽師の仕事は、妖怪を退治する事だ。しかし、妖怪の他に最も倒さねばならない相手が居る。それは、邪念と邪悪を持つ陰陽師と式神だ。関係のない人間を貶める厄介な存在。それを食い止めねばならない。陰陽師と式神にも悪を宿る者も居るからね。優子さんは…その魔のものに殺されたんだ。」
「………っ!」
「ふざけんな!」
蒼空!?
テ一ブルを強く叩き、立ち上がると神咲さんに向かって怒鳴る。
「陰陽師だが、式神だが、そんなんはしった事かよ!母さんは、お前らのせえで殺されたんだ!お前らの戦いに父さんと、母さんを、俺達を巻き込むんじゃね一よ!」
「祐一郎と優子さんは望んで陰陽師となり、また戦いも望んだ事。こうなる事は祐一郎も優子さんも、しった上だ。祐汰くんと蒼空くんを護る為が故に仕方なくだ。」
「母さんと父さんはしっていたんですか?僕達が式神であるとゆう事を。」
「しったんじゃない、僕が教えたんだよ。それで、二人は陰陽師となり、君達を護る道を選んだ。」
「そんな…」
父さんと、母さんが陰陽師になったのは僕達の為?
護る為に母さんは死んだの?
「蒼空、母さんが死んだのは神咲さん達のせいじゃないよ。僕達のせいなんだよ。」
「おい、祐汰!何を言ってるんだよばか!そもそも、何もしらないままのほうが良かったんだよ!そしたら陰陽師になる事も、母さんが死ぬ事もなかったんだよ!」
「それは、違うよ蒼空くん。」
「何が、違うってんだよ!」
「何もしらなくったって、優子さんは間違いなく死んでいたよ。それは変わらない事実。」
「…なっ」
「蒼空くん、君が居る限りね。」
「は?何言ってやがんだよ!何で俺が居るいけねぇ一んだよ!」
「君が、夜の神、闇を司る魔王の暗黒者ゼレフ王だからだよ。」
「それがどうしたってんだよ!」
何故か神咲さんの表情が、目が鋭く蒼空に、向けられる。
僕は、嫌な予感を感じた。
「善と悪、それぞれの心を持つそれぞれ真逆の陰陽師と、式神はお互いがお互い不利な立ち位置に居る。魔のものが、我々を邪心に思うように我々もまた魔のものを邪心に思うからこそ戦いが始まる。我々は、人を護らねばならない義務が有る、その為の、組織。人の心につけ込み人の心を奪う魔のもの、それを阻止する僕達、お互い同士居たら邪魔の存在とゆうわけなんだよ。」
「それは、お前らの問題だろ!」
「これは我々の問題でもあると同時に、蒼空くん、君の問題でもある。魔のものは君を取り戻そうとしている。魔のものにとって蒼空くんは必要で大事な存在だから、それは蒼空くんが魔の王者だから。そして、また我々も祐汰くんが必要で大事な存在なんだよ。それは、祐汰くんが姫神だから。それもしった上だった。蒼空くんを祐汰くんを、1番に考えた末に決めた事、祐一郎も優子さんは陰陽師の道を選んだんだよ。守りたいものが有るから。」
「なん…だよそれ。」
