所詮世界なんてちっぽけで。

でも、そんな、ちっぽけな世界の中で
もっともっとちっぽけなウチは
存在すら認めてもらえてないのかもしれない。






パパは気づいた時にはいなかった。


ママはいつも違う男性といた。








学校から帰って用意されてるのは
カップラーメン。


ママが家に帰ってくることは
ほとんど無い。


きっと今もどっかの男とよろしくやっているんだろう。






ウチなんていなくても
どうせ誰も困らない。
てゆーか、ウチが消えたことに
みんな気づいてくれるかな?


手首にある傷のあとは
ウチの勇気のなさの証明。



自分でできないなら
誰かに消してもらおう。


そう思って家を出た。