と、その時。
私はいいことを考えた。
結城に仕返ししちゃえ。
たまには困らせてやるんだもん。
「好きな人にね‥ちゅーされる夢見たの。」
私は結城の反応が気になってそんなことを言ってみた。
「えっ?」
結城の焦った顔。
なんでそんな顔するの‥
少し期待しちゃうよ‥
「‥なーんて。冗談だよっ」
そう言ってはぐらかしても、まだ真剣な顔の結城。
それどころか、結城はどんどん私に近づいてきて‥
「結城?」
私は思わず後ずさる。
そのまま背中が壁についてしまう。
結城は私が逃げられないように手を壁についた。
これって‥壁ドンってやつだ‥
真ん前、
いや、少し上に結城の端正な顔。


