多分、彼女と自分は結ばれることはない。 彼女は、彼女に相応しい家柄の方と結婚するだろうから。 城野財閥の一人娘だ。 相手は城野財閥を継ぐのに相応しい人間でなければならない。 執事である自分が、選ばれるはずはない。 絶対に結ばれない恋‥俺もとんでもない人を好きになってしまったもんだ。 思わず苦笑する。 けど、この子は俺のそんな気持ちに気づくことすらないんだろうな。 気持ちよさそうに眠る顔を見る。 ああ‥やっぱすげー可愛い。 俺は思わずその唇にキスをした。