「お嬢様、今日はお疲れでしょうから、すぐにお休みになってください。」
結城が優しくそういう。
「うん。ありがと。」
「いえ。」
「いつも私のこと気にしてくれて、優しくしてくれて、本当ありがとう。」
私は結城が好きだな。
そう思うと自然とお礼の言葉がでてくる。
けど、結城の言葉で一気に目が覚めた。
「いえ、執事として当然のことですから。」
そっか‥ そうだよね
結城は執事だから、私に優しくしてくれるんだよね。
私と結城は
執事とその雇い主。
結城には、私のことを想う気持ちなんかこれっぽっちもないことを私は理解しないといけないんだ‥


