あの後、百合ちゃんと合流した。
百合ちゃんはエレン君と思い出話に花が咲いたようで。

楽しそうでよかった。


けど‥
私はそれどころじゃなかった。



帰りの車でパーティーのことについて考える。

いーくん、私のことが好きって言ってくれたんだよなぁ‥

それに、あの人、京介さんもなんかよくわからないこと言ってた‥


「はぁ‥」
思わずため息をつく。





「お嬢様?パーティーでお疲れですか?」

結城が運転してくれたんだった。
すっかり忘れてた。
心配かけないように気をつけないと‥